■けやき通りから
初めまして。弁護士の大谷雅昭です。
私は,縁あって群馬の地に来て以来,前橋市大手町の熊川次男総合法律事務所において,熊川先生のお手伝いをさせていただきながら,弁護士活動をして参りました。
そしてこの度,熊川先生のお許しをいただき,前橋駅北口の「けやき通り」において,当事務所を開設することになりました。
「けやき通り」は,前橋駅と市の中心部を結ぶメインストリートですが,バブルの崩壊以降,企業の支社等の撤退が相次ぎ,賑やかさが失われつつあります。
車社会の前橋において,駅が相対的に重視されていないということもあり,通り沿いのオフィスビルにも空室が目立っています(当事務所が入居したビルは,元は損害保険会社の建物でした)。
一方,長く空洞化が指摘されていた前橋の中心市街地において,最近は様々な再開発の話が持ち上がり,高層マンションなどが次々と建てられています。また,前橋駅の南側には,大きなショッピングセンターも誕生しています。
そして,このような流れは,いずれ前橋駅周辺にも及んでくるのではないかと期待しています。やはり遠方から電車で前橋に来られる方にとっては前橋駅こそ「街の顔」ですから,いつまでも現状が放置されてよいとは思えません。
前橋の法律事務所の多くは,裁判所や県庁の周辺に集中し,前橋駅の駅前や,駅から中心街へと向かう「けやき通り」沿いには,ほとんどありませんでした。そこで私は,自らの事務所を開設するに当たり,この「けやき通り」に事務所を構えることにいたしました。
もちろん,当事務所の存在が「けやき通り」の復興に寄与する度合いなど微々たるものですが,少しでも「けやき通り」に人を呼び戻すきっかけになれれば幸いです。
事務所の名前を,一般的な弁護士名を冠するものではなく,「けやき通り法律事務所」としたのも,少しでも「けやき通り」に対する関心を呼び起こせないかと考えたからです。
■業務について
熊川次男総合法律事務所においては,特定の分野に偏ることなく,多様な案件に関わらせていただきました。そこで,新しく事務所を開設するに当たっても,当面は特定の分野に偏ることなく,様々なご相談を受けて参りたいと考えています。
もちろん,今後仕事を続けていく中で,特定の分野の仕事が多くなり,なかば専門分野と化していくことはあるかもしれません。それを見つけ出すのも,また一つの楽しみです。
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